口元は見た目印象に大きな影響を与える部分です。

口角が下がっていたり、口元がたるんでいたり、ほうれい線が深くなったりなど、加齢と共にお口周りのお悩みをかけている人も多いと思います。

 なぜ、加齢と共にこのような現象がおこるのでしょうか？これにはお口周りの筋肉が関係しています。

実はイラストのようにお口周りには非常にたくさんの筋肉が存在しています。 

腕や脚にも筋肉はたくさんありますが、お口やお顔周りは非常に筋肉の種類が多い部位なのです。そのために、さまざま表情を作れたり、話したり、食べたりなどの細かい動作ができているのです。

 これら筋肉は、それぞれ重要な機能を持っていますが、加齢と共に筋肉も老化してしまいます。筋肉の老化とは”筋肉量の減少”と”筋力の低下”のいずれか、あるいは、両方が合わさって起こります。

ご高齢でもムキムキの方がいるように、しっかりと”筋トレ”をすることで、お口周りの筋肉も鍛えることができます。

下がった口角、口元のたるみ、ほうれい線などが気になっている方には、「口輪筋」を鍛えることをオススメいたします！口輪筋はお口周りを取り巻く筋肉です。さらに、イラストのように口輪筋はたくさんの筋肉とつながっているため、口輪筋を意識的に鍛えることで、無意識的にその他お顔の筋肉も鍛えることができて効果的です！

 では、どのようにトレーニングするとよいでしょうか？いくつか方法はありますが、道具もいらず、いつでも気軽に行える「あいうべ体操」がオススメです。

イラストのように「あー」「いー」「うー」「べー」と声に出しながら、ゆっくりと大きく行うことがポイントです。しっかりやると血流が良くなり、体温も上がるという研究があるほど、多くの筋肉を同時に鍛えることができるトレーニング方法です。

近年、お口周りの筋肉の機能低下による咀嚼（噛む）障害・嚥下（飲み込み）障害などに対する治療も保険適応となり、注目を集めるようになりました。当院には、各種筋肉測定器があり、検査を行った上で、適切なトレーニング方法をご提案いたします。スタッフまでご相談ください！