女性ホルモンと歯周病の関係
歯周病の原因菌のなかには、女性ホルモンに関連して繁殖する種類があります。
妊娠中期~後期は女性ホルモンが非常に多く出ると言われており、その量は月経時の10~30倍になっているとも言われ、歯周病のリスクが非常に上がります。妊娠中や月経中に歯肉がむずむずしたり、腫れたりとの経験を持つ人も多いでしょう。
歯周病はお腹の赤ちゃんに影響する
妊娠中に歯周病になると、早産および低体重児が生まれるリスクは 7 倍にあがると言われています。これは、タバコやアルコール、高齢出産よりも高い数値です。また産後も育児に手がかかり、自分の歯磨きをおろそかにしがちで、出産を期に歯周病になってしまうケースが多いので要注意です。 虫歯や歯周病の治療は妊娠する前にすませておき、歯と歯肉・舌の上などを清潔に保ちましょう。
更年期の歯周病
更年期を迎えると、女性ホルモンが減ることから骨密度が低くなり、骨粗しょう症
になりやすくなるのはよく知られていますが、歯を支えている顎の骨も弱くなります。
口が渇きやすくなったりすることも歯周病のもととなります。
生まれてくる元気な赤ちゃんのために、確実な歯周病の予防・治療を行いましょう!