身近な子供やお孫さんの中にずっとゲームをしている子などいませんか?その時の姿勢を横から見てください。
大抵、猫背で、縮こまったような姿勢であるかと思います。これは現代病の1つです。
「這えば立て、立てば歩めの親心」といいますが、立つ前のハイハイ、高這いの段階に十分に顔をあげて頸部の筋肉に負荷を与えることが大切と言われています。
また、十分なハイハイの時期を経て、頭を持ち上げることができる筋肉が備わった段階でつかまり立ち・二足歩行に以降した方が、しっかりと筋肉も鍛えたれ準備ができた状態なので、より良いと言えます。
このハイハイの時期が短かったり、十分に負荷がかからない(鍛えられない)と、姿勢の悪さへも繋がってしまうと言われています。
さらに、現在の子育ての環境の中で、姿勢を悪くしてしまう大きな要因に、「子供のメディア接触時間」の長さがあります。メディアとはスマートフォンやタブレット、ゲーム機などをさし、これらの普及により子育てにメディアの力を借りる機会も大変増えてきています(”スマホ育児”という言葉すらあります)。
問題はその時の姿勢です。いわゆる猫背、前方に頭を傾け、小さな画面に長時間集中している子供たちは総じて姿勢が悪いです。また、お口ポカンの子もおおいでしょう。
昔は、外で走ったり、飛び跳ねたり、ぶら下がったり、転がったりなど体を存分に使い、友達とコミュニケーションをとりながら精一杯遊ぶ子供達をよく見たと思います。その時の子供達の姿勢は、決して猫背ではなく、背中も伸び、肺も広がっていました。
文明が発達するにつれて便利になる一方、頼りすぎてしまうがために退化してしまうこともあります。猫背や口呼吸は一生涯健康にイキイキと生きていくことを妨げる要因となります。早期に発見し、早期に対応して改善することが子供達の未来を明るくするとまで言えます。
あなたのお子さんの姿勢や口元を確認してみてください!大きな問題へとなる前に一緒に改善してきましょう!