みなさん、ご自身の歯を鏡でじっくりと観察したことがありますか?鏡でじっくり観察してみると、実は歯は非常に複雑な構造をしており、一言で「白」と表現するができず、部位によって透明度があったり、濃淡が違ったり、あるいは、部分的に茶色かったりします。
歯によっては、黒い部分がある場合もありますが、さて、この黒い部分はなんでしょうか? 「黒い=虫歯」と思ってしまう方が多いのではないでしょうか。もちろん、虫歯で治療が必要となることもあります。しかし、黒いからといって必ずしも虫歯というわけではありません。
虫歯以外では、次のようなことが原因で黒くなることがあります。
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着色(ステイン)や汚れ
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歯石
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タバコのヤニ
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詰め物の劣化
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歯の神経の影響
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部分的な金属の詰め物による着色(イオンの溶出)
これらの場合では、適切な処置をすることで、白くなることもあります。
特に、着色や汚れ、歯石、タバコのヤニの場合には歯科医院での専門的なクリーニングをすることで比較的容易にしくなる場合が多いです。また、定期的なクリーニングをすることで、白さを維持することができます。
歯の表面に着いた着色や汚れ、歯石、タバコのヤニは、細菌にとってはの絶好のすみかになります。つまり、虫歯・歯周病のリスクも高くなってしまいます。
虫歯や歯周病予防と早期発見の為、定期的な検診とクリーニングをお勧めします。
まずはスタッフまでお声がけください。診査・診断の上、処置方法をごご提案させていただきます。