「移植」と聞くと、皆さんは何を思い浮かべますか?心臓移植や腎臓移植、角膜移植など、医科で行われるものを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。いわゆる、病気になってしまって失ったり、あるいは機能が低下した臓器を新しいものと交換することをいいます。
実は、歯科にも同じような「移植」という治療があります。虫歯や歯周病にて歯を失ってしまった場合、親知らずなどを一度抜いて、失ったところに植えるという方法です。こうすることで、入れ歯やブリッジ、インプラントなど大掛かりな人工物にて噛み合わせを回復する必要がなくなるのです。
しかもこの「移植」という処置は、場合によっては保険適応となります。保険適応か否かは寺尾歯科医院にて精密に調べる必要があります。
そのため、ひどい虫歯や歯周病で抜かなければいけない歯がある場合には早めに寺尾歯科医院を受診することをお勧めいたします。
続いて、「再植」という処置について説明いたします。
「再植」とは、ある理由のために、一度歯を抜いて植え治す処置のことです。
ある理由とは、
・重度の虫歯
・根の先の膿が中々治らない場合(症状が改善しない場合)
・根にヒビが入った場合
・そのままで治せず抜歯となってしまう可能性が高い場合
などなど、通常の治療では十分に治らない場合に行います。
一般的には、「予後が悪いため抜歯」と診断されるような場合でも、再植を行うことで救える可能性があります。そのためにも、諦めず一度寺尾歯科医院にご相談ください。
精密な検査の上、なるべくご自身の歯を末長く使えるような処置をご提案いたします。